第60回総会にて,歴史地理学会60周年記念事業として「海外学術交流支援基金」を設けることが承認されました。

故・中田榮一名誉会員からのご寄付と,2013年開催のIGU京都国際地理学会議支援のための積立特別会計の剰余金を,歴史地理学界における国際交流を促進するために活用させていただくことになりました。

歴史地理学会海外学術交流支援基金

  • 目的:海外の学術団体等主催の大会,シンポジウム等において本会会員が研究成果を公表することによって,歴史地理学界における国際交流を促進することを目的とする。本会の海外学術交流支援基金は,このための渡航費用の一部を支援する。
  • 資格:本会の普通会員ならびに学生会員であり,海外の学術団体等が主催する大会,シンポジウム等において研究発表を行う者。応募者多数の場合,大学院生,学部学生を優先する。ただし,所属機関や研究助成金等から旅費等が支出される場合は除く。
  • 条件:研究発表後,本会会誌「歴史地理学」に掲載するための原稿として,発表要旨を含めた参加記(刷り上がり2頁程度)を,本会事務局にすみやかに提出しなければならない。参加記には歴史地理学会海外学術交流支援基金の支援を受けた旨,明記すること。なお,発表した研究成果をもとに,論説,研究ノート,短報など,本会会誌「歴史地理学」に投稿することが望ましい。
  • 支援金:報告1件当たりの支給額は,大会開催地に基づき,常任委員会で決定する。年度ごと3件以内の支援を行う。採否については,常任委員会で審議し,渡航1か月前頃までにメールで通知する。
  • 申請方法所定の申請書に記入のうえ,原則として渡航3か月前までに提出して下さい。発表終了後1か月以内に,プログラム,往復航空券の半券ならびに往復航空券の領収書コピーを本会事務局へ提出して下さい。これら必要書類の提出後1か月程度で指定の銀行口座等に支援金を振り込みます。万一条件が満たされなかった場合は,支援金の返還を求めることがあります。

            →実際の報告が完了したら本書類にて助成を請求下さい。