【共同課題報告「食文化の歴史地理」】
近世前期日本における柑橘利用の一考察
-薩摩藩「御献立留」の分析を中心として- ………………花木宏直・清水克志・小口千明
Ⅰ.問題意識と本稿の目的
Ⅱ.近世の薩摩藩領における柑橘栽培
(1)産地の展開
(2)温州蜜柑の位置づけ
(3)品種と栽培方法
Ⅲ.「御献立留」にみる柑橘利用
(1)「御献立留」の記載内容
(2)柑橘利用の実態
(3)柑橘利用の特性
Ⅳ.結論~温州蜜柑―無加工―手食の成立を めぐる若干の考察~
大正時代における「削り節」の商品化-『 商標公報』の分析より-……………… 池田和子
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.商標登録の推移と地域差
(1)研究方法
(2)登録数の推移
(3)登録内容の地域差
Ⅲ.商標ラベルデザインの分析
(1)ラベルの特徴と変化
(2)ラベルからみた商品ニーズ
Ⅳ.削り節商品化の地理的特徴
Ⅴ.おわりに
【書評】
加藤晴美著 『遊廓と地域社会―貸座敷・娼妓・遊客の視点から』…………………… 湯澤規子
堀 健彦著 『古代中世における領域編成と空間的思考
歴史地理学からみた日本』 …………………………………………………… 山近久美子
上杉和央・香川雄一・近藤章夫編 『みわたす・つなげる人文地理学』…………… 麻生 将
【文献紹介】
溝口常俊編著 『名古屋の明治を歩く』………………………………………………… 山元 貴継
■第257回例会巡検報告
■第258回例会発表要旨