【共同課題報告「記憶・記念碑・場所」】
桜植樹と並木の保存活動を通じた場所の記憶の共有
 ―大阪市港区の桜通りを事例に―……………………… 市道 寛也
 Ⅰ.はじめに
 (1)問題の所在
 (2)研究対象地と研究方法
 Ⅱ.大阪市港区の被災と復興事業
 Ⅲ.区画整理後の桜植樹と桜並木の維持管理
 (1)区画整理後における住民の桜植樹
 (2)沿道住民による桜並木の管理
 Ⅳ.ワークショップと地域行事による桜通りの記憶の集合化
 (1)ワークショップを通じた記憶の共有
 (2)桜まつりを通じた記憶の共有
 (3)桜通りの記憶の集合化
 Ⅴ.おわりに

「牛浜出水の図」 に描かれた江戸時代の浸水被害の
 復元と内水氾濫の特徴…………………………………… 山下 琢巳
 Ⅰ.はじめに
 Ⅱ.福生村・熊川村と牛浜の概要
 Ⅲ.絵図に描かれた牛浜の浸水被害
 (1)出水の経緯
 (2)絵図に記載された情報
 (3)絵図作成過程に関する試論
 Ⅳ.公図類との比較からみた牛浜の内水氾濫と被災範囲
 (1)水害の特徴と微高地
 (2)ハザードマップとの比較
 Ⅴ.おわりに

【論説】
近世日根野地域における雨山用水と溜池群
 ―溜池貯水網の形成過程を中心に―…………………… 稲松 朋子
 Ⅰ.はじめに
 Ⅱ.雨山用水の成立と利用
 (1)雨山用水の成立時期と機能
 (2)雨山用水の季節性と配分
 Ⅲ.宝暦の水利相論
 (1)「宝暦相論史料」の概要
 (2)「八合水規定」と井川水路
 (3)佐野村・長滝村への導水ルート
 Ⅳ.「用水絵図」にみる雨山用水と溜池群
 Ⅴ.日根野地域における水利システムの展開過程
 (1)雨山用水と溜池貯水網の形成過程
 (2)尼津池再考―むすびに代えて

■第263回例会 巡検報告
学会記事