歴史地理学 第58巻第1号(第278号)[2016年1月号]
[特集 シンポジウム「地域資源の歴史地理学」]
シンポジウム趣旨説明「地域資源の歴史地理」研究の課題 湯澤 規子 1-4第1セッション―権力と所有―
地域と鉱物資源 原田 洋一郎 5-18
草原の「資源化」政策と地域―近代林学と原野の火入れ― 米家 泰作 19-38
原田洋一郎報告と米家泰作報告によせて 平岡 昭利 39-40
第2セッション―市場と生活―
奄美大島の観光における地域の資源化と商品化 須山 聡 41-56
地域づくりの系譜―山梨県甲州市の甚六桜とかつぬま朝市― 湯澤 規子 57-72
須山聡報告・湯澤規子報告によせて 野間晴雄 73-74
第3セッション―技術と利用―
日本中世における「水辺」の支配―播磨国矢野庄の「河成」をめぐって― 橋本 道範 75-90
フランス山岳地における地域資源としての灌漑の意義と制度変化
―19世紀オート=ザルプ県を対象に― 伊丹 一浩 91-105
地域資源としての水をめぐる環境史―中国・長江流域の事例から― 元木 靖 106-122
橋本道範報告・伊丹一浩報告・元木靖報告によせて 溝口 常俊 123-124
総合討論 125-129
総括:シンポジウム「地域資源の歴史地理」の成果と課題 野間 晴雄 130-132